衿型に迷ったら

当サイトで選ぶことのできる衿型はなんと26種類。シャツの基本的な衿型はほとんど網羅しています。

この記事は、「そんなに沢山の選択肢があっても選べない」という方のためのガイドです。基本的なものから簡単に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


シーンを選ばないシンプルさ

衿型にこだわりがなく何を選んだらよいかわからないという方は、まずはこの中からお選びいただければ間違いはありません。

  • レギュラー
  • ワイド
  • ワイド(ロング)
  • ホリゾンタル
  • カッタウェイ

ビジネスシーンはもちろん、休日を過ごすシャツとしても十分に役割を果たしてくれます。

下にいくほど衿羽の開きが大きくなりラフな印象に近付きますが、いずれもタイドアップで着用可能なオーソドックスなシャツです。

ワイド(ロング)は衿羽が通常のワイドよりも大きいため、お体の大きな方におすすめです。


汎用性と少しの個性

ビジネスとカジュアル、どちらのシーンでも着用可能でありながら、目立ち過ぎない個性を持つ衿型です。

  • ボタンダウン(レギュラー)
  • ボタンダウン(ワイド)
  • ラウンド(レギュラー)
  • ラウンド(カッタウェイ)
  • ドゥエボットーニ

ボタンダウンはノータイでの着用が基本ではありますが、タイドアップでのトラッドな着こなしも今ではすっかり一般的です。

ラウンドは衿先が丸くチャーミングな印象を、ドゥエボットーニは高い台衿と2つのボタンが個性的な印象を与えます。


胸元を開けて華やかに

胸元を少し開けて着用し、ワイルドな大人のセクシーさを引き出す衿型です。

  • イタリアン
  • イタリアン(ボタンダウン)
  • イタリアン(カッタウェイ)
  • イタリアン(スタンド)
  • ワンピース
  • ワンピース(ボタンダウン)

一般的にイタリアンとワンピースは同様の衿型を指しますが、当サイトでは「イタリアン=台衿があるもの」「ワンピース=台衿がないもの」として呼び分けをしています。

それぞれのボタンダウンは衿羽の広がりを程よく抑えつつ、衿の立ちをキープして、絶妙な形状を保ちます。

またイタリアン(カッタウェイ)は衿羽の主張が強すぎず、さりげない洒落感を演出します。大胆にアピールしたい方には、イタリアン(スタンド)がおすすめです。


審美的であり機能的

スタンダードな衿の形はそのままに、より安定して美しさを保つための機能を備えた衿型です。

  • スナップダウン
  • タブ
  • ピンホール(レギュラー)
  • ピンホール(ラウンド)

スナップダウンとはスナップボタンを使用したボタンダウンのことで、衿羽の浮きを抑えます。

タブとピンホールはタイドアップを前提としており、衿羽の浮きを抑えつつ、ネクタイを立体的に持ち上げ、衿元に奥行きを感じさせます。

ピンホールは使用するピン自体もコーディネートの一つになり、よりお洒落を楽しむことができる上級者向けの衿型です。


休日のためのカジュアルシャツ

仕事着としてばかりではなく、休日にもシャツを楽しむための衿型です。

  • ショート
  • ボタンダウン(ショート)
  • バンド
  • オープン

ショートは衿羽が小ぶりでカジュアルな印象を与えます。ボタンダウン仕様もあります。

バンドは衿羽を持たず低く柔らかい台衿のみという、最もカジュアルな衿型です。オープンは開襟とも呼ばれ、主に半袖シャツに用いられます。ともに、近年カジュアルシャツとして人気が定着している衿型です。


特別な日のフォーマルシャツ

冠婚葬祭などのフォーマルな場面で活躍する衿型です。

  • ウィング
  • スタンド

ウィングは燕尾服に合わせることがほとんどで、ボウタイ(蝶ネクタイ)との相性が抜群です。

スタンドは同じく衿羽のないバンドに比べて、しっかりとした高さと固さがあります。カジュアル過ぎずフォーマル過ぎないので、気軽なパーティの場などに馴染みます。


以上、ここではあくまで一般的な考え方を紹介いたしましたが、ファッションに決まりはありません。最終的に何を着るか・どう着るかはあなた次第です。

ぜひこの記事を参考に色々な衿型を楽しんでみてください。

きっとお気に入りが見つかるはずです。